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2010/02/25

CMSとSEOについて【第3回】

「福岡 中古マンション」で検索した3ページ目。ポータルやスポンサー以外だと、タイトルがシンプルで内容と合致してる下層ページが多く見られるようになってきています(すでにブログの記事も表示されてますね)。

間が空いてしまいましたね…

前回はサイト全体に対するキーワード配置の基本的なところを話しました。続けて他の要素について見て行きたいと思います。

タイトル(titleタグ)

おそらくご存知の方も多いと思いますが、SEOに最も重要なタグです。ここの記述/キーワードの入れ方が、検索結果順位にかなり影響してきます。

通常であれば1つか2つのキーワードをターゲットにして、優先させたい方を先に記述して30字以内にまとめるといった方法を取ります。複合キーワード(地域+業務内容 など)をターゲットにするなら、その組み合わせを先頭に持ってきて、最適なタイトル文を構成します。

以前はこういった方法でトップページタイトルを記述すれば、割と簡単に上位表示ができたものですが、最近では少なくともタイトルにはSEO対策を施したサイトがほとんどになってきたので、競争が激しくなりタイトル以外の要素が表示順位に大きく関係するようになってきています。

また、検索結果の考え方として、以前はなんとしてもトップページを表示結果上位に出したいというのがあったようですが、検索ユーザからすれば目的のページであればトップページにこだわらという事に気づいて、そちらに導くようシフトし始めてるということがあります。
要はテーマを絞ったページをいくつか作って、そのテーマに沿ったタイトルをつけたページに導くという考え方です。以前にも話したランディングページを作るということですね。

例えば不動産業界であれば、業務内容として「不動産」「賃貸」「中古マンション」といったものがある会社のサイトの場合、トップページタイトルに全てのキーワードを入れたくなるものですが、それよりも「賃貸」「中古マンション」に特化したページを作って、そのテーマに沿ったタイトルをつけた方が、結果的にサイトに訪れる人が多くなるだろうという考え方です。トップページはその会社がメインとする業務を一つだけ入れて、下層ページからサイト全体を巡ってもらおうという手法になります。

タイトルは重要である分、あまりにキーワードを乱用するとペナルティとなるケースも多く、注意が必要です。webサイトのページというのは、あくまで情報を構造的に(論文的に)構成するものですから、タイトルに過剰な対策を施すよりは「そのページのテーマを的確に表し、有益な情報があることを伝えること」が重要視されるようになってくると思います。

上位表示させることよりも、サイトに来てもらうことがもっと重要な目的なのですから…

そういった意味でも、内容とテーマを内部で構築できるCMSは有利といえます。実際、企業向けのキーワードで検索してもブログ記事が割と上位に来る事も多くなってきていますね。

これから当社CMSを使った実験結果も随時入れていきたいと思います。


【次回へ続く】

代表取締役 Webディレクター、フラッシュクリエイター、デザイナー 等
内山善文
株式会社トライスコープ

プロフィール

■出身地:長崎県 / 血液型:B型
■趣味:音楽、酒

■経歴:
●1982年 佐賀県立佐賀西高校卒業
●1986年 国立佐賀大学卒業
●1986年〜 ソフトウェアハウス入社 SEとして銀行の第3次オンライン等を担当
●1992年〜 Macintoshと出会い、制作会社でDTPによるデザイン・マルチメディア制作を担当
●1997年〜 インターネットの普及に伴い、Webサイト制作に携わる
●2004年〜 フリーとしてWebディレクション、Webデザイン、フラッシュ制作等を手がける
●2009年〜 制作ネットワークの拡大により、株式会社トライスコープを設立

メッセージ

楽しく、誠実に仕事できれば…お金なんかは飲める分だけあればいいのです。でもMartinのアコギとギターアンプとアニバーサリーminiはかなり欲しいかな…